施術に関係ないような関係あるようなことを時々書き記すことがあります。
独り言のようなものですので、誰かに理解していただこうとか、教えてもら
おう、という類のものではないことだけご了承ください。
「永遠」ということを感じたことはあるでしょうか。
昨日ある方を施術していた時に浮かんだ光景がありました。
宇宙空間のような中に、二つの存在が静かに漂っていました。
少しそれますが、宇宙空間というのは地球を基準に考えると不思議なところです。
そこでは方向や時間というものがわからなくなってしまいます。
私たちの時間感覚は地球の回転によって作り出されたものです。
しかし、その回転がなくなってしまったり、地球との接点が亡くなってしまった場合に
「正確な時間」というものはどうすればいいのでしょうか。
空間にしてもそうで、基準となるものが動いていては方向を定めようがありません。
哲学や科学ではなにか考え方があるのかもしれませんが、素人の私にはこのようにしか
考えることができません。
常識、当たり前と思っていることは案外「とりあえず」決められていることがほとんど
のような気がします。
私たちはマッサージ施術をするために国家資格を取るのですが、そこで勉強する解剖学や
生理学、病理学その他諸々もまた、「とりあえず」の正解として勉強するものです。
そこに絶対的な根拠を求めても覆される可能性はおおいにあります。
自分では確認すらしたこともない、証明のできないものを信じて施術にあたり先生とよば
れるのです。
そういう意味では非常に難しい仕事をしています。
話を戻します。
その見えた光景の二つの存在は、一つはその施術を受けている方、もう一人はお地蔵さんの
ようなとても優しい表情をした方でした。
そのお地蔵さんのような方が「ずっと一緒にいるから大丈夫だよ」と優しく諭すように
癒すように話しかけているようでした。
その内容はともかく、そこに永遠を感じた、というお話です。
時間も空間も果てしない中で、ずっと、という言葉に永遠を感じたのです。
天国に行こうが、地獄に堕ちようが、このままここに居続けようが、と。
私たちは肉体をもって生きています。
ずっと一緒だよ、と言おうが、ずーーーーっと一緒だよ、と言おうが、喧嘩したり亡く
なったり、引っ越したり、気が変わっただけでその「ずっと」は果たされることは
なくなります。
だから、日常で永遠を感じることはできないのではないかと思うのです。
そんなことを考えると、ずっと一緒に居続ける存在の深い覚悟、不安定な相手を包み
込む優しさ、その優しさをまっとうしうる強さ、相手と一体になっているともいえる
その言葉から感じられるのは無私の相手への想い。
いろいろなことが浮かびました。
私たちには守護霊、守護神という存在がひとりひとりについて見守ってくれているのだ
そうです。
宗教的な思想というのかもしれませんが、科学で実証されれば科学的なのでしょうね。
誰かに害をなすものでもないこの考え方が好きです。
そのお地蔵さんのように常によりそってみまもってくれている存在がいると思えば
なんだか心強いので。
つぎはぎだらけの考えですが、そういう唯一ともいえる自分にとって肯定的な存在を認め、
探し、たどり着く(つながる)ことも人が生きる目的の一つのような気がします。
永遠をその優しさで包んでくれているのですから、心から安らげるのはそういうところに
しかないのではないでしょうか。
施術をしながら見えた光景を、妄想たっぷりにひろげてみました。
見えたものが正しいかどうかはわかりません。
自分の「とりあえず」で考えました。