開業してからも、それまで続けていた在宅での歩行困難な方への訪問マッサージに
行っています。(新規での出張は受け付けておりません)
数年伺っている方が大半ですが、今の時期は体調を崩す方も多く、訃報を耳にする
こともあります。
歩行困難であることが保険適用の一つの目安ですが、そこに至るまでに大きな病気を
した方、徐々に体を悪くした方、加齢による衰え、様々な原因があります。
ある程度の年齢で体調を崩すと、以前のように回復することも容易ではなくなります。
その現状を受け入れながら過ごしていくことは、ときにつらいと思います。
施術者として実力不足を痛感することはしょっちゅうで、限られた施術時間の中で
悪戦苦闘することも少なからずあります。
しかしながら、開業してから「はじめ」に来てくださる方は歩行困難ではなく、ま
だ自分のことは自分でできるため、改善を実感していただけることが多々ありまし
た。
腕が挙がらない、腰が痛い、呼吸が浅い、むち打ちで2年前からつらかった倦怠感
、などの症状が改善したケースがありました。
開業して思うことは、在宅の患者さんと比較して自立しているみなさんは、改善す
るだけの体力があることをもっと自覚したほうがいいのでは、ということです。
それは大事な体の財産であり、やはり体を一度壊してしまうと損なわれてしまうもの
なのです。
マッサージなんかしなくても、適度に休む、遊ぶ、気晴らしする、体を動かす、日々
の生活の中でできるちょっとした楽しみや自分なりのコツを見つけておいて、欠かさ
ないことで保たれるものはいくつもあります。
ただ、忙しいと時間を作ってなにかやる気にすらなりません。
その時間を仮眠にあてたい・・・そんな感じです。
ですから、一人では考える気にならないような方は、施術中や施術後にお話する中で
仕事や生活の中での体の使い方のコツを一緒に考えるために治療院を上手に活用して
いただきたいと思います。
私の場合は、施術を通して感じたり思いつくものがあるので、経験に照らし合わせて
それをベースにお話させていただくこともあります。
施術以外に負担を減らすコツを一緒に考えることも好きなので、なにかいい方法を
ご存知の方は、ぜひ教えてください。
年末ころから咳が長引いている方がいるようです。
蒸しタオルを目にあてて目の疲れをとってみてください。
意外に効果ありますよ。
蒸しタオル (※) をあててみると、案外目が冷えていたり感覚が鈍くなっていることに気づ
くこともあります。
タオルが冷えたら温めなおして何度か繰り返すとより効果的です。
気持ちよさがある人は、その気持ちよさが無くなってきたら止めるタイミングの目安
にしてください。
くれぐれも熱傷にはご注意いただくようお願いいたします。
(※濡らして絞ったタオルを電子レンジで約1分温めればできます)