先日施術したある患者さんについてです。
その方とは数年来施術を通して関わらせていただいています。
40代の働き盛りの男性で、趣味はゴルフ、働きすぎると頭痛がひどくなり、それが
きっかけで知り合うことになりました。
ここ最近はそういった体調の悪化は減っているのですが、先日施術をした際に私が
少し混乱してしまうということがありました。
体が別人のようになっており、おそらく目隠しをして施術をしたらその方とはわか
らないのではないか、という変わりようです。
おおまかにいえば良くなった、のですが、その変化の理由を考えるのですが、どう
もはっきりしません。
そしていろいろお話を聞いているうちに「これだ」と思ったのが、息子さんと一緒
に野球を始めた、ということでした。
ゴルフはこのところやっていましたが、最近小学生の息子さんが野球をはじめた為
保護者もなにか手伝わなくてはいけないらしく、補助でコーチのようなことをやっ
ていることが判明しました。
そのため毎週日曜はキャッチボールをするようになり、まだ1か月程度ですが、体を
定期的に動かすようになったわけです。
それは見事に運動不足が解消されました。
筋肉の弾力は増し、筋張った筋緊張が抜けています。
体の使い方は一つの種目だけだと偏ります。
ゴルフなどはその典型で、バランスよく体を使うことは難しいので3種目くらいを
交互に行うことがいいようです。
この方はゴルフと野球なので2種目だけですが、それだけでもこれほど変化があると
やはり運動は大事だと感じます。
その中で足の裏の硬さが際立ってひどかったので、けがの予防と今後各種目の成績向
上につながるようアドバイスをさせていただきました。
体の使い方の勉強会に行っていると、筋肉や心肺機能を鍛えるトレーニング以外にも
鍛錬したほうがいいことはたくさんありますが、日常生活を送る上である程度大きく
体を動かすことは無駄にはなりません。
体を休めるよりも動かしたほうがいい場合があります。
他人事ではありませんね・・・