今日の午前中は以前から往療している患者さんへの施術でした。
頻繁に伺っていることもあり、「いつもの感じ」ということがどうしてもでてしまうのですが、先日他の患者さんに対して今までとはちょっと違う感じで施術できたことがあり、その感覚を思い出しながら施術をしてみました。
すると、一押しするごとになにかいつもとは違う感じがあることがわかりました。
気が付くと、至福感で幸せいっぱい胸いっぱい、という感じになってしまっており、ちょっとびっくりです。
それで患者さんの身体の具合が良くなるのかといえばそういうこともなく、ただただ私が満たされてゆったり施術をしているというなんとも私だけありがたい状態でした。
終わってみると患者さんも気持ちよかったようではありました。
その後もしばらくその状態は続きましたが、徐々に昼ころまでにおさまっていきました。
午後は以前から御世話になっている先生の所へ施術を受けに表参道に行ってきました。
30分ほど予定より早く着いたため、久しぶりの表参道を散歩してみようと思い、おのぼりさん状態でキョロキョロ駅周辺を歩いて回りました。
さすが東京でも名の通ったエリアだけあり、立ち並ぶビルや居並ぶ店舗はきらびやかで華やかです。
美容院もたくさんあり、すれ違う人たちも彩り豊かでおしゃれな服装なひとばかりなので、見ているだけでワクワクする感じが最初はしていました。
しかし、ふとした瞬間から自分の内面で沸き立つものが無いことに気付きます。
それは午前中に感じたものが全くと言っていいほどないのです。
表面ではきれいで華やかで楽しそうと思うのですが、内面が全く反応していないことに驚きました。
働いている方たちの真剣なまなざしなどを見ながら、「あぁ、自分の居場所がここではないからなのか」と納得しました。
街自体に魅力が無いわけではなく、私個人の価値観の中で今求めているものがここではないとわかったというのでしょうか。
かえって歩道の脇に生えているタンポポを見ているほうが気持ちになじむ感じがし、その足で治療を受けに行きました。
そしてその先生のこだわりの治療室に初めて脚を踏み入れると、それまで外で感じた表面的なものではなく、タンポポに感じたなじむ感覚があり、場の大切さを身に染みて実感することができました。
治療室といってもそこはなにも余計なものがない品のいい和室です。
こういう空間で施術ができるようになりたい、そう感じて治療をうけて帰ってきました。
施術はもちろん抜群にいいものです。
いろいろ勉強になった時間でした。
今回治療を受けた阿部先生のHPです。
以前もご紹介させていただいたことがありますが、ひどい腰痛や頭痛、難病の方など、一度受けていただけると善さを実感していただけると思います。
私は表参道の治療院は今回初めてでしたが、施術は10年ちかく前からお願いしており、
勉強もさせていただいています。