道の傍らに
野辺の草花は
音もなく揺れています
生命の美しさには
完璧ではないことを素直に受け止める姿が
秘められています
硬く変わることのないように思える岩場や大地でさえも
悠久の時の中で
その姿を変え続けています
自らを完璧であると信じた瞬間から
そうした美しさは徐々に失われていきます
序列を組んで
階級にわける考えは
その頂点に仮想の完全性を見いだそうとしますが
命あるということ
形あるということは
どういうことなのか考えてみるといいでしょう
美しさは生きがいを見いだすことで磨かれていきます
謙虚さ
感謝
慎み深さ
そうしたものが養われ
調和はなされ
保たれていきます
完璧であれば変わる必要はありません
ありのままの自分とはどういうものか
今一度見つめ直してみましょう