施術をしていてよく伝わってくる言葉が
「焦るな」
です。
もう一つ、「まだ」というものもあります。
「まだ」はともかく、焦りについてご本人に確認すると、やはりなにか思い当たることがあり、話を聞いていくとできない自分を自ら作り出して責めていることがあります。
そうした方に対して同時に気になるのは、右偏重の体の使い方です。
左右を理性と本能にわけて表すものがあるようですが、私は利き手側が自分の都合、反対側が思うようにいかないもの、として考えることがあります。
仕事でいうなら、右は優秀なできる自分、左は足を引っ張る部下。
家庭であれば、右は社会の常識から外れないために掃除や生活の様々なことに積極的に取り組む自分、左はその邪魔をする家族、子供や伴侶など。
とにかくやらなきゃ、と追込み焦ります。
できないことまでやろうとしています。
この場合は私の左右の考え方からすると、右半身という全体の50%しかつかえていません。
しかし、足を引っ張ると思い込んでいる左のペースに合わせて動くと、体は100%でなくても6〜7割は力を使うことができるかもしれません。
結果的に1人で焦りながらヤキモチすると、思っているような結果がでないことになります。
それよりも、関わる誰かと共に歩むつもりでゆったりことに当たったほうが、思うような結果をもたらすのではないかと思います。
渦中にあるとそうもいってられませんが、施術で気づいていただくことで少しずつ変わろうとしてくださっている方たちがいらっしゃいます。
そこでまた焦って、「すぐにでも変わらなきゃ!」「できなかった・・・」となります。
他のことであれば、「やろう」と決意して実行できる方たちなので、少しずつでも続けていくことで変われるでしょうし、「変わる」と決意できるときが来ます。
できないと責めるようなことは今はできないと割り切り、責めるくらいなら、「ここは責めずに我慢できた」「おもっていたことの1割はできた」「明日から取り組もうって思えた」など、できたことをよく自覚して自分で自分を褒めてあげるのもいいかと思います。
その積み重ねは成功体験になりますし、ポジティブな習慣にもなります。
実際に行動に移しているので、やった分だけエネルギーもまわり、地道に余裕をうみだしていきます。
※お祈りも同じで、言霊という言葉の持つエネルギーがあり、ポジティブなきれいな言霊を発し続けていることでやった分だけいいエネルギーが回る、そう考えていいようです。
責めたり否定すればやった分すら丸投げです、むしろマイナスかもしれません。
自分を褒めて周りも嫌味のない程度に褒める、笑う。
できそうなら、やってみてください。
マッサージがあまり必要ない生活が送れるかもしれません。