最近、思い込みということに注目しています。
エゴとはなにか?と考えると、わかるようでわからないとある時気がついたことがありました。
わかっている方もいらっしゃるとは思いますが、私のわからないなりの考えを書いてみようと思います。
エゴについては折に触れて考えてはいるのですが、最近は「思い込みによって全体から区切った自分、もしくはその区切り」と考えています。
エゴをうすくするとは、その区切りでもある思い込みに気づいて変えたり無くしていくこと、と考えており、それが人としての成長ともいえるかもしれません。
そうする事で自他の境目が減っていき、全体との調和がとれていくイメージです。
元々が全体性であるならば、後天的に作り上げた思い込みはあるようで無いものでしょうか。
そうした思い込みやそこから生じた葛藤、それらにまつわる因縁や不幸と思われる現象は、自他の区別が取り払われた自らの全体性に気付いたり意識していくことで無くなっていきます。
「消えていく姿」を今はそのように考えています。
最近は施術時にエゴをうすくするようイメージしながらを取り組んでおり、そうした取り組みの結果なのか局所的な筋肉の緊張が緩むことがあるため、体や働きの不調はその方の何がしかの思い込みの現れや反映ではないか、と考えるようになってきました。
施術によって身体が緩むことで思い込みがはずれるわけではありませんが、その程度が弱まることはある気がします。
そうした弱まった状態からこれまでとは違う考え方や行動に移していくことは、それまでのパターンとは異なる結果を導き出しやすくなるとも考えられます。
今までとは違う自分になっていく、思い込みに気付いてエゴを薄くしながら全体性に気づくという方向性において成長する、そのための施術を少しずつでもできるようになっていくことが私の課題だと考えています。
施術を通して体に働きかけ、そこから感じたことや伝わってくることをお話し、変わる縁にしていただく。
施術の大まかなイメージは、そう捉えていただくといいのではないでしょうか。
まだ整理や理解できていないことをお話しすることも時にはありますが、ご自身で考えていただくことがなにより大事ですので、ヒントになることもあると思いその都度お伝えしています。