昨日は春分の日でした。
春も間近、と思いきや、この寒さです。
数日前、東京の電力が不足気味であると、ネットを見ていて知りました。
なぜこの時期に?という感じでしたが、どうも先日の地震で一部の火力発電所が損壊して停止しているようですね。
節電の呼びかけが行われている中、そんなときに限って雪まじりの雨が降るくらい今日は寒いです。
損壊した建物の写真を見ると、すぐに復旧できるレベルではなさそうなので、長引くほどに物流や生産などへの影響も色濃くなっていきそうです。
地震もまだ油断できない気がしています。
ただ、そちら以上に気になっているのが、ロシアが「北方領土問題を含む日本との平和条約締結交渉を中断すると発表」という報道です。
日本がどういう理由でウクライナの肩を持ったとしても、ロシア側が「対テロ組織」というスタンスでウクライナとやり合っている以上、日本もその仲間とみなされるのは当たり前の話ですし、直接的な経済制裁を日本が行ってしまった以上、戦争に参加して加担しているととられるでしょう。
また、今回プーチン大統領がウクライナに対して行動を起こす直前に行った演説(NHK News WEbより)のなかで、
「・・・さて、今起きている事態に外から干渉したい思いに駆られているかもしれない者たちに対し、言っておきたい大変重要なことがある。」
「私たちに干渉しようとする者は誰でも、ましてや我が国と国民に対して脅威を作り出そうとする者は、知っておくべきだ。」
「ロシアは直ちに対応し、あなた方を、歴史上直面したことのないような事態に陥らせるだろうということを。」
「私たちは、あらゆる事態の展開に対する準備ができている。」
「そのために必要なことはすべて下されている。」
「私のことばが届くことを願う。・・・」
と語っています。
このことを踏まえて、日本がどういう決断をしてどんな行動をしたのか考えてみると、いまの状況がすこしみえてこないでしょうか。
コロナのこともそうですが、報道されていることの中で、自分が楽に聞き入れられるものだけを見聞きし、それだけを信じていても、実際とは異なることはたくさんあります。
そのずれの中で判断をするのですが、ろくな結果になるはずがありません。
ずれた判断の分だけ、みずからを陥れる選択をし続けてしまいます。
情報が駆け引きの道具にもなっているいま、戦場の実情を知ることは大変なことです。
ただ、日本が戦時中に勝ち続けていると報道されていた結果がどうなったかを考えれば、戦争に片足を突っ込んでしまったいま、メディアを通して私たちに語られる内容には、注意して接しなくてはいけないのではないでしょうか。
耳障りのいいもの、偏った一方的なもの、少し意識すれば気が付けることもあります。
報道で見聞きする一方的な侵略行為と異なり、ロシアがテロ組織に対して行動をおこしたのならば、仲間が8年も虐殺され続けていたことに対してやり返すわけですから、相当な怒りがそこにはあります。
ロシアの肩を持つつもりはありません
ただ、ちょっとうまくいかないくらいで意気消沈するレベルではないでしょうし、これまでの歴史も踏まえつつそれなりの展開も想定しているようですから、敵対国中心にまわっている世の中の仕組みが変わらざるを得ないところまでやるかもしれません。
それはすなわち、私たちのいまの生活が大きく揺らぐどころでは済まない可能性さえある話なのです。
とりあえず、平和条約締結交渉中断は、まず第一歩にすぎないでしょうから、これからどうなっていくのか気をつけておきたいと思います。
また、ロシアに対してのみ注視していればいいはずがありません。
他にも新たな動きが出てくる可能性もあります。
電力のこともそうですし、いろいろ重なってきている現状から、軍事的なことか経済的なことかはわかりませんが、非常にあやうい状況に陥りつつある感じがしています。
なにかあると、皆それぞれに余裕をなくし、うろたえる人も多数現れます。
いざという時、人をあてにするよりは自分をあてにできるよう、自分が大事にすることを意識し、日々の生活のなかで目の前のことをしっかりやっておくことです。
くたびれたら、マッサージを受けにいらしてください。
みなさまのご来院をお待ちいたしております。