先日は激しい磁気嵐などがありました。
きれいなオーロラが見えた地域もあり楽しめましたが、その後いらっしゃる患者さんたちをみていると、やはり体に負担となっていた人たちもいます。
分かりやすかったのが、心臓を悪くしてペースメーカーを入れている方です。
大気層もあるので防がれてはいるものの、電磁波というわけではないのでしょうが、心臓に負担がかかっていたのか、左の首肩がかなり固まっていました。
そのまま改善しないでいると、突然大きく体調を崩すこともでてきそうな体調だと感じました。
自覚しづらい不調もありますが、今回はご本人もしっかり自覚があったので、ご来院いただいて対応できました。
ご高齢の方やつらい持病のある方は、今回のような特殊な事象の際にはいつも以上に体調管理に気を配ってお過ごしいただくといいと思います。
またご家族や親しい間柄の方でそういう方がいる場合、それとなくでもいいので気にかけておくといいかもしれません。
いつもと違う体調であれば、すこし休ませることも大事です。
寒暖差た気圧の変化などで日ごろから体を揺さぶられて疲れが地味に積み重なってきています。
また予報を見ていると、今年は夏暑くなるようです。
体力がある人はあまりわからないかもしれませんが、体力の衰えてきた高齢者やリスクを抱えた体の方たちにとっては、命を削るような毎日になりかねません。
ホッと一息つけて気が抜けた秋口以降、急に体調を崩すこともあります。
早めに体を落ちつけながら、なるべく不調を持ち越さないようにしていくことが肝心です。
あと10日ほどで、また太陽の活動が活発な領域が地球に向いてきます。
その活発さが続いているかはわかりませんが、その前に一度体を休めておくといいでしょう。
マッサージもいいですし、近所の銭湯に行くことで体が温まって汗までかければ、気分転換になります。
休日はどこかで一泊してなにもしないで心身を休ませてもいいでしょう。
食事が雑になっている方は、新鮮な野菜でサラダをつくって食べるだけでも体が喜びます。
時間の使い方は様々ありますが、いつもよりも不調を感じている方は体のケアに時間をあてることをお勧めします。
写真は、父親がデッサンしたオミナエシです。
生前描いたものを母が整理しており、いろいろ眺めていると、鉛筆で描いた線であっても、やはりなにか違います。
子どもたちが昨年の正月にウサギを描いたときに、父親から野草の描き方を教えてもらいました。
身の回りの何気ない植物も、絵のモデルとして目を向けることで、意識することが変わってきます。
葬儀の時に親戚の人たちからいろいろ話を聞いていると、そうした野草に目を向けるようになっていった原点は、戦後の幼少期から青年期にかけて、中国から引き上げてからしばらく過ごしていた恵那郡岩村町での生活環境にありそうです。
いまでものどかな農村風景がひろがる穏やかな景色がのこっているところです。
野草などをモチーフに手掛けた作品で販売できるものがありますので、興味のある方はお声かけください。