虫の羽音が聞こえるようになると 生き物は活発に動き始めます ようやく春がきました 春の訪れはあなたになにをもたらすのでしょうか 冬 待ちわびた暖かさをまとい あなたはこれからどうしていくのでしょうか 囚われからひとつ解放されて あなたは大きく羽ばたこうとしています 春がもたらす解放感を機に 感じる自由を自覚してみましょう...
10あるうちの1を知ることで あなたの世界は大きく変わります 1あるうちの1さえも知ろうとしなければ 微塵も変わることはありません 知ることから始まります 知ろうとすることから変わっていきます 興味感心をもたないままでは 葛藤を抱くこともできなければ 前に進むことさえままなりません いまなにを知りたいのか 自分の胸に問いかけなさい
順風満帆にものごとをすすめるためには 日々の積み重ねが欠かせません あらゆる想定をして取り掛かっても 見落としや想定外といったことはおこることがありますが それすらも範疇におさめてしまえば あとはなるようになるということしかないのです 生きるか死ぬかの瀬戸際に至ってからでは そうした準備に取り掛かる余裕もないことでしょう 今ある時間の中で...
道行く人々を眺めながら あなたが想いを馳せるその先には いつも孤独がつきまとっています 誰かと共に生きることは 時に孤独ではありますが あなたが一人でいる時まで 孤独になる必要はありません 道行く人から話しかけられたら 笑顔でこたえなさい その笑顔があなたの孤独を癒してくれますよ 孤独を恐れるあまり人に近づけなくなることは 孤独ではありませんが...
礎として ひとつ積んではまたひとつ 人は学びに生きているのです 人それぞれが積み重ねる真実が たどりつく境涯の高さであり 見渡せる世界を決めています 今日見渡す景色が 明日まったく違って見えたとしても それは積み重ねた真実によって あなたの境涯がかわったからにほかなりません 季節の移ろいのなかで 揺れ動くものに振り回されることなく...
一滴のしずくがこぼれおちるように誕生した命は 寄り集まって磨かれていきます 純度を増した魂の輝きは 自らその輝きに気づくことはないかもしれませんが 周りのささやかな輝きにも気づくことで 自らの世界を明るく照らしていくのです 自らが灯す光は小さくとも 自らを照らす数多の光に気づけたならば 誰よりもあなたは輝いてみえるのです...
踏み越えた一線を振り返り 踏みとどまった一歩を考える どちらが後悔のない選択であったかは 自分にしか決められません 越えた先になにが待つかは 見たものにしかわからないのです 踏みとどまった未来がどうなっていくかが 立ち止まったものにしか経験できないように どちらも自分が決めたこと その目でしっかり見届けましょう 心でしっかり味わいましょう
日差しをあびてぬくもりを感じ 夜露に濡れて孤独を思う 経験することを通して人は学び 生きることを通して存在の糧とする 誰もが同じことを経験し 同じものなどないことを知る 経験は 命の数だけ糸となり 時の流れの中で その糸は紡がれていく 紡がれた糸は形をなくし あらたななにかへと姿をかえる 「ある」ようで「無く」 「無い」ようで「ある」...
そこはかとなく楽しむのではなく 真剣に生きてこそ 人は喜びに身を浸して生きることが できるのです 喜びに生きるあなたが向けるそのまなざしは つぼみであることを忘れたものたちを 花開かせることもあるでしょう あるがままを受け入れて あるがままで生きていく それに気づいたものは 自らを花開かせて なにも残すことなく散っていきます その潔さもまた...
いま伝えるべきことは 気持ちをこめること あなたが見つめる先に待ち受けるものがなんであっても 今この時 目の前を通り過ぎていくあなたの人生を不安にかられて追いまわすのではなく 気持ちを込めて祈ること そこから開けてくる展望を 希望とよんではどうだろうか 祈りにこめる気持ちとは あなたのすべて むだなく生きようとしたところで むだはなくならず...