わきあがる想いに気づける感性は 日々の日常における身の回りの細やかさに気づける感性でもあります 感謝の念をいだき 丁寧に生きること 向き合うべきは常に自分自身であり 他者にその責任は求めない 自らを定める力が自らにあると思い知ったならば その力がどこからわきあがるのかがわかるはずです それは他でもない あなたそのものからあふれでているのです
弛みなく生き続ける事の難しさを感じ始めると 保ち続ける事の意味を考えることでしょう 意識的であれ無意識的であれ そうしたいからそうしている そういった心持ちにたどりつくことが大事なのです そうした境涯は帯に短し襷に長しではなく 満たされない想いを満たした充足感を伴うものとなりますから 清涼感のある溌剌さと...
まばゆいばかりの光に目を奪われることなく 自らの内面に人しれずひっそりと灯るその明るさに気づくことで 人は無限に続く階梯の新たな段階を見つけたことになります ほのかなその明るさは どこからともなくあなたに素朴な問いを投げかけ 進むべき道程を指し示してくれる かけがえのない自助に他なりません 自らを認識する難しさは...
揺れ動いて自らを定めていく過程において 偏りという癖が生じることがありますが 性分にまで固定化されていなければ 心がけによって変えていくことができます つい厳しくしてしまう なんとなく怠惰に過ごしてしまう そういう類のものはなんとかなりますが 何よりも 変えると決意をしないことには 癖のまとわりつくような感覚を...
生きること その意味を自らに問いただした時に 湧き上がる感覚を覚えておく そうすることで 頭で考えて答えを出すとは異なる 自らの定め方というものを 知ることができます
人との関わりの中で育まれる情動は 時に甘美であり 翻したように残酷にもなります そうした浮き沈みに翻弄されて漂い彷徨いながら いつしかそうした絵空事を自らであるかのように思い込み 抜け出せなくなることがありますが そうした無用な自分ではないものへの同調感は 気づきや学びや具体的な理解を通して引き剥がすことができることを知ってください...
陽がのぼり夕日が沈む 一日が太陽によって構築されていく中で 人の一生は 産声をあげてうまれおちてから 息をひきとり死ぬことによって 完結すると思うかもしれません しかし太陽が沈んだあとの夜も一日であるように 死んだ後もその人の生涯はつづいていきます 陽の光に覆われて姿を隠していた星々に気づくように 死後の世界の神秘に目を向けることで...
消え去る想いがあります 湧き出る想いもあります 留める記憶があなたをつくり 流れる想いが時間を感じさせます 繋がりを通して感じるものが あなたの世界になっていきます 感覚がなにをしているのか 考えてみるといいでしょう 肉体があなたであると思い込む因果は そこにあるのです
たしなめることを恐れて 口にできない思いがあります たしなめられることが嫌で 向けられない意識があります どちらも自分から目をそらしているだけです たしなめること たしなめられること どちらも自分で自分に行うことなのです 誰かを思い描いているうちは まだ自分に向き合う覚悟がないと知りなさい
切羽詰まってことにあたるよりも 羽ばたく翼があるうちに動いた方が いかに自由に動けることかと 後悔しながら物思いにふけるものです 一羽の羽ばたきで群れが動くように 一人の行動が 周りを促すこともあります 不安に駆られて飛び立つこともできますが 時期を知る者から 羽ばたき旅立つことで 共に生きる仲間たちは その動きに同調し 突き動かされて...